協働ってなんだろう(1)

2016年。鎌倉市の梶原子ども会館を市と協働運営した4年目に、指定管理のプロポーザルで市民団体である私たちは株式会社に負けました。
ものすごく悔しかったです。
そこから気持ちを同じくした仲間と、社会に信用されるようなNPOになるために、会計の形をしっかり整えよう、利用者の立場に立って丁寧な仕事をしていこうと、一つ一つ積み重ねてきました。
思いをいつも周囲に話していたら、素晴らしい出会いの連続で、そこから施設を構え、2つの事業を起こし、そして今年度から神奈川県と協働事業を始めることになりました。
冷静に考えると奇跡としかいいようがありません。
まだまだ実力がついたわけではありませんが、おかげさまで挫折から3年間の経験が、私たちを大きく成長させてくれました。


(梶原子ども会館の裏山)

当たり前なのかもしれませんが、基本の事業がしっかりとできて、会計事務もどこに出しても恥ずかしくないものを作ったうえで初めて、お互いのできることを持ち寄って新しい価値を創造するのが、今現在の行政とNPO団体の協働の形。
でも、もっと軽やかに、団体にパワーのあるうちに楽しく始められたら!
団体発足後間もない段階から、自立に向けて足りないところはサポートしつつ、厳しく育ててくれる組織や環境があったなら、もっともっと私たちのような普通のお母さんたちの団体がたくさん立ち上がって、市民目線の子育てしやすいまちづくりにつながったり、高齢者や障がいのある方々とそれを支える方々の目線を生かせる、やさしいまちづくりに貢献する人材が育つのではないかと思うのです。
市民の力を活用しないと立ち行かないとみんな分かっているのに、このままでは行政とともに社会を支えていくNPOは育たない!

ところで、子育てしながら働きやすい職場づくりも、私たちが目指しているところです。
たとえば保育園に子どもを預けて、いろいろなところに気を使いつつ遠くまで働きに出るのは、とても大変です。
もし、時給は普通のパートより少し低いかもしれないけれど、子育て中の人が働きやすい環境を整え、自らのスキルを活かして地域に貢献できる仕事、やりがいのある職場があるのなら、そちらを選びたいという人はきっと多いと思うのです。
地域で仕事をする人が増えると、まちづくりはまさに自分事。
行政任せにせず一緒に考えていこうという人も増えて、きっと選挙の投票率も上がるし、活気あるまちになっていくと思います。

実は地域でNPO法人を立ち上げ事業を始めること、すっごく魅力的なんです。
みんなに知ってもらいたいし、行動してもらいたい!
そのためには、どんなふうに環境を整えていけばよいのでしょう?
次回は、挫折元年(笑)の2016年に募集があった市民活動推進条例検討会の委員になったことで、さらに思いが強くなった行政との協働の形についてお話させてください。

次回に続く

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