「シェア美術室」をつくりたい!(1)

私たち「NPO法人鎌倉あそび基地」は、子どもたちがのびのびと育つ場作りを目指して、学童保育ふかふかとフリースクールLargoを運営しています。
特にフリースクールに通う子どもたちにとっては、地域が学びのフィールドですから、彼らの才能が開花するよう多様な出会いの場をつくりたいと思っています。
これまで様々な道をゆくプロフェッショナルにお越しいただいて、子どもたちのためのワークショップを開催してきました。
また、外に出て自然の中で生き生きとした笑顔を見せる彼らと過ごす中で、出会う大人たちが愛情をもって見守っていくことで、彼らは自分自身を認め、生きる力をその身体に充填させていくのだと実感しています。

ふとしたことがきっかけで、「タレル・デ・マリア」という、鎌倉の障害のある子どもたちの作品集に出会いました。
著者の菊池歩さんをお招きして開いた「感読会」で、作品ひとつひとつの誕生にまつわるお話から、子どもたちがアートを通じて彼ら自身を表現し生きる力を育んでいったことを知って、これは障害の有無に関係なくすべての子どもたちに通じることだと思いました。
これまで、関わる大人の多様性ばかり考えてきたけれど、共に過ごす子どもたちだって、この社会同様多様であったらいい。
いわゆる「不登校」であっても、障害があっても、さらには親元で暮らしていない子どもであっても、貧困の中にある子どもであっても・・・。
社会的にマイノリティであり、日々将来への不安に向き合う彼らが、いつでも来たいときにふらりと誰もが来られる場所である「シェア美術室」に出会うことで、様々な可能性を見つけ夢を掴むことができるかもしれない、と思ったのです。

鎌倉に「シェア美術室」を創りたい!と口にしてみたら、そこで実現できそうなことが次から次へと湧き上がって共に行動する仲間にも出会いました。
たくさんの人に賛同してもらって、応援してもらってつくっていきたいと考えていたら、本当にありがたいことにご縁がつながって、10/26(土)に鎌倉児童ホームにて今中博之さんの講演会を行わせていただくことになりました。
ご自身も100万人に一人の難病で障害のある今中さんは、長年「アトリエインカーブ」にて知的に障害のある現代アーティストたちの独立を支援されており、また来年の東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の委員でもいらっしゃいます。
今中さんの視点から「アートを通じたボーダレス」を語っていただくこの講演会、ちょっと大げさに聞こえるかも知れませんが、今現在苦しんでいる子どもたちの、生きる環境を変えていく第一歩になるかもしれません。
この講演会は、今年度のかながわボランタリー活動推進基金21の事業として神奈川県教育委員会と協働で行います。
学校も共に、子どもたちの地域での学びを考えていくということになります!
ぜひ、会場にお越しになってください。 わくわくするような子どもたちのみらいを、一緒に考えていきましょう!

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