こどもの気持ち

ラルゴ利用者が感じた気持ちを「ことば」に表現しました。
「聴覚過敏」の特性を持つ彼女。
「聴覚過敏」とは。
人間の脳は聞きたい音を優先的に聞ける機能があるそうです。
その機能にも個人差があって、
すべての音が同じボリュームで聞こえてしまったり
小さい音だと思っていた機械のモーター音は頭が痛くなるほど大きな音で聞こえたり。
音の聞こえ方も人それぞれ。
自分の日常が、その人にとっては困りごとになることもあります。

そんな気持ちを他の人にも伝えたい、という思いから
彼女の得意な「ことば」を使って発信します。


3年生の時 クラスの人数が今までの倍に増えた。

お母さんが一緒に教室までついてきてくれた。

「あー、これは音が大きいね。つらかったねー。」

と、言ってくれた。

わかってくれた!と思い

羽が生えた鳥の気分になって 楽になった。

 

あなたも傷ついて泣きそうになったら

愛する人に話したら 楽になると思う。

 

むかし 学校にあまり来ない子に

「なんで学校に来ないの?」と聞いてしまった。

いまになってとてもひどいことを言ったとわかった。

今、私は学校に行かない。

ともだちは「なんで?」ときかない。

すごく やさしい。