2023年度もありがとうございました!

【2023年度もありがとうございました!】
Largoプロジェクトリーダーの小林です。
今年度も残り僅かとなりました。

Largoを卒業し高校へ進学する子、在籍している学校へ通い始める子、引き続きLargoを居場所とする子など、進む道は様々です。
学校へ行かなくなると悩みの一つとして挙げられるのが、中学のその先の進路です。

Largoでは全日制普通科の県立高校はじめ、私立、通信制、定時制、留学などといった、自分に合った学び舎へと旅立っています。
新たなステージにおいては部活動や趣味に興じていたり、その先の進路に悩ましくしていたりと、訪問してくれるLargo卒業生からは若者らしい報告を受けますが、そのような話を聞く度に、学校に行く行かないかが問題ではなく、その子にとって充実した時間を過ごせているか、体調やペースに合わせた暮らしができているかなどといった、『命』という単位で見守ることが大切だと感じます。

その子らしくいられるという視点での伴走を大事にしているLargoですが、提供するプログラムにチャレンジするも、自分の関心ごとに打ち込むも全て自己決定です。
子どものその時の興味ごとを応援するということは存在自体を受け入れることとイコールだと考えています。そして子どものありのままを受容することは社会に対しての安心感へと繋がり、生きる力になると信じています。

今年度もLargoは、鎌倉中央公園での谷戸活動、小田原の300年続くあきさわ園での農業体験、プログラミングやイラスト、お茶、書道、英語、手仕事、音楽、映像制作といったワークショップを開催してきました。

そして『将来自立した時にご飯作れたら良いよね』というところから始まったプログラムの『自立ごはん』。その自立ごはんがこの度『地域食堂』へと形を変え、子どもを地域で見守ろう、というコンセプトのもと、昼間の地域食堂として地域の方のご協力を得ながら実験的にスタートすることになりました。

学校に行かなくなることで、子どものお昼ご飯は多くのご家庭が悩ましくしているテーマでもあります。命の基本の食はお腹と心を満たし、人を繋ぎます。
駄菓子屋さんに寄るように、『Largoでご飯食べてくる!』と楽しみに出掛けてもらえるような平日昼間の居場所になればと思っています。

Largoの地域食堂は、子どもも大人もご利用いただけるよう、心を込めて準備中です。
詳細は確定次第お知らせいたしますので、皆さま足をお運びいただけたら幸いです。

引き続き鎌倉あそび基地のチャレンジの応援よろしくお願いいたします!