私たちNPO法人鎌倉あそび基地は、湘南モノレール湘南深沢駅から徒歩5分の「ふかふか」という施設で、「学童保育ふかふか」と「フリースクールLargo(ラルゴ)」を運営しています。
今回は、フリースクールLargoの話。
5月は、フリースクール関係でいろいろな会議があって、様々な立場の方とお話しする機会の多い月でした。
印象に残っているのは、学校の先生方から「ぶっちゃけ、フリースクールの人って学校のことを悪く言う人たちだと思ってたよー」なんて言葉が飛び出すほど、打ち解けて話せたこと。
子どもたちが学校に行けない理由は本当に様々。
私たちは、どこで何をして過ごすことがその子らしくいられるのかということを考えているんだと伝えると、「学校には戻さなくていいと思っているの?」との先生方からの問い。
その子が将来社会で自立して生きていくために、「今」どこで過ごすのが良いのかということを、子どもたちに寄り添って一緒に考えているので、子どもの気持ちが学校に向けば行くことをすすめる。小学校の間に学校に戻さないと、とか、中学生の間にとか、学校の単位でとらえるのでなく、その子の生涯で「今」がどういう時期かととらえていただけたら、とお話しすると、「そうか、そうだよね。あたりまえのことなのに、そう考えていなかった」とおっしゃっていました。
(ある日のLargo)
もちろん、先生方がみなさんそうだということではないでしょう。
間違いないのは、「子どもたちのために」と思う気持ちは私たちも先生方も同じだということ。
もしかしたら、組織と組織の正式な連携はひとつづつ着実に、かもしれないけれど、まずはひとりひとりとの心の連携が、不登校の子どもたちを取り巻く環境を変えていける力になる、と感じています。