学童保育ふかふかの近況

新年度がはじまり2か月が過ぎました。
私たちNPO法人鎌倉あそび基地は、湘南モノレール湘南深沢駅から徒歩5分の「ふかふか」という施設で、「学童保育ふかふか」と「フリースクールLargo(ラルゴ)」を運営しています。

今回は学童のほうの近況。
筋向いにある深沢小学校の敷地内には、100名以上の登録児童のある公設の学童保育があります。
利用料もふかふかとは比べ物にならないほど安価ですし、敷地内にある安心感もありますから、多くの方の予想は、ふかふかのニーズはないだろうというものでした。
ところが、昨年公設学童がリニューアルしたにもかかわらず、今年は一年生が10名入会し、5月になっても見学の方がいらしたり、また来年度新一年生の方のお問い合わせもあったりで、現在会員は30名ほど。
大変ありがたいことに、大方の予想を良い意味で裏切ることになりました。


(そろばんの時間の様子)

市としては、公設学童が定員を超えてしまう地域にのみ、民間学童への補助金を交付するということですが、学校の時間が終わってからも同じ顔ぶれで大人数の中で過ごすことがつらいと感じてしまうお子さんや、特別な支援までは必要ではないけれど、少しだけ配慮してもらえたら楽しく過ごせるというお子さんにとっても、長い時間過ごす場所である学童保育に、選択肢があるのはとても大切なことです。

私たちのように地域の方と一緒に作る民間学童は、多様な子どもたちを多様な大人たちで見守る拠点にもなり、地域の子どもたちの育ちを地域で考えることにつながっていくと実感しています。
このところ、新規で子どもたちの支援をしたいという団体からの見学や問い合わせを受けることもあって、こうした志のある市民の力をうまく活用して、鎌倉が子どもたちにとって、ありのままその子らしく安心して生きられるまちになっていったらいいなあと心から思っています。