【学校に行くことがつらいあなたへ】

今年も暑い夏でしたね。

夏休みが終わることでソワソワしているひともいるかもしれません。
お友達に会うことや、部活などの楽しみがあって心がソワソワしているならそれは良いのですが、
もし学校に行くことに不安でいっぱいになっているとしたら。
人間関係、勉強、進路のことで深い悩みの中にあなたがいるとしたら
そんな時はどうか一度立ち止まって心の荷物を下ろしてほしいと思います。

私たちが普段背負うリュックでも荷物を詰め過ぎると、重くてふらついたりとても疲れてしまうように
ひとの心も同じで、無理をし過ぎると身体にも影響が出てしまい、お腹が痛くなったり起きられなくなったり疲れてどうにもならなくなってしまうことがあります。これはあなたの心がSOSを出しているサインです。

大切なのは、あなたが安心して日々を過ごせているかどうか。
安心できる居場所として、フリースクールやフリースペースなどで平日の昼間を過ごしている人もいます。

ほかにも、その人にとっての居場所はあると思っています。
今は時代も変わり、自分自身を大切にしながら自分の目標に向かって進む生き方が尊重されています。
どうか安心して今を大切に、自分の心の声を聴いてあげてほしいと思います。

学校に行かないと将来がどうなってしまうのか、心配も出てくるかもしれませんが、
休んだとしても進学はできるし人生を楽しんでいる人は大勢います。

そんな人達のように、休んでエネルギーを蓄え、自分らしく歩んでいってほしいと思います。

とは言っても休むという行動に移すとなると、とても勇気がいるかもしれません。

しんどい気持ちをお家の人に伝えられなかったり、どうして良いか分からない時、居場所を探す時にはぜひ誰かに相談をしてみてください。
LINEやチャット、メタバース相談などもあるので、あなたの相談しやすい方法で思いを伝えてくださいね。
力になりたいと思っている人は沢山います。

どうかあなたが笑顔でいられますように。

[神奈川の相談先リストはこちらから]

[メタバース相談]
神奈川県教育委員会とフリースクール等のコラボでメタバースでの相談を始めました。
Largoも相談員として参加しています。ぜひ活用してみてくださいね。
まずはお問合せから↓

※神奈川県メタバース事業について

【お子さんが学校へ行きたくないと言ったとき】
学校への行き渋りや不登校は、今や国内で30万人を超え、誰しもに起こりうる現象になってきました。
我が子が学校に行かず気持ちを沈ませる様子に、親として戸惑うこともあるかと思います。

2017年に施行された『教育機会確保法』では『個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援が行われるようにすること』が掲げられています。必ずしも学校に行かなければならないのではなく、個々に合った環境の中で安心して教育を受けられるよう、各地域で子ども達における環境整備の動きが始まっています。

勉強が遅れてしまう、学校に行かないと社会性が身につかないのでは、進学はどうするの、……といった心配の声も聞かれるのですが、それらは元気になってからでも遅くはありません。
子どものその時の状態を受け止め、心が悲鳴をあげているというSOSのサインをどうか見逃さないでほしいと思います。

不登校を経験した子達のその後はというと、学校を休んだことで心と身体を回復させ、その期間自分自身を見つめ自分の個性を知り、自分を大切にすることを根付かせたうえで、しっかりと進路を見据えて歩んでいる子が大勢います。
子どもという時期はその人自身を形成する大事な時間。

幸せで満たされた時間を積み重ねていくことで、主体的なエネルギーで学ぶ力が引き出され、本来の自分のありたい姿、目指したい将来へと進んでいくように思います。
地域はじめ、今はオンラインでも親の会といったコミュニティがあるので、ほかのご家庭の例などを参考に、お子さんにとっての安心できる過ごし方を、親子で対話を通じて見つけてほしいと思います。

[キミイロ]
不登校を中心にした情報のポータルサイトを神奈川県教育委員会と協働で作りました。
相談先や居場所情報などが掲載されています。ぜひご活用ください。

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