スタッフ紹介も4回目となりました。今回は、ヨロン島生まれで4人の子どものスタッフ、武田の紹介です。
武田はLargo兼学童保育ふかふかのスタッフでもある。
現在20歳の双子、その下に男の子、そして少し歳が離れた女の子の母親だ。
鎌倉には、自主保育に憧れて横浜から引っ越してきた。当時は双子を絶賛ワンオペ中。
控えめに言っても大変だった。たまたま、愛読していた「クーヨン」という雑誌で鎌倉の自主保育の情報を目にした。
「鎌倉に行こう」迷いはなかったと言う。
我が子たちを自主保育に実際に通わせてみて、自然の中で子育てをする良さと、いろいろな人の価値観の中で子どもが育つ素晴らしさを実感した。
スタッフの水澤同様、梶原子ども会館にも関わっており、その流れで一緒に鎌倉遊び基地を作る流れになった。
2人とも、何か自分たちで作ってみよう!なんて思いもしていなかったのに、立ち上げから運営まで実に8年間以上も共にしてきたから驚きである。
実は武田は小学生の頃、親戚のお兄さんを交通事故で亡くしている。
あの時、もう少し早くに誰かが寄り添えていたら・・・その想いの渦の中にずっといた。
家族以外でもケアしてもらえる居場所があるといい。そう、当時想い願っていたことが、フリースクールを立ち上げてここまで運営してこられた原動力となっている、と静かに語っていた。
武田自身は、学校自体は好きだったけれど、高校の途中から勉強が楽しくなくなった。人間関係もややこしくなった時もあると言う。
今までの人生、傷ついた経験をしてきたから、不登校の子どもたちに寄り添えると思ってる。自分の経験が誰かの支えになればいい。
将来のビジョン?今を生きる!(笑)と言ったらカッコいい感じになるけど、本当にそう思っていて。
あ、もうちょっと、孤立している子と一緒に過ごせたらいいな。個人的な将来像はね、沖縄との2拠点生活です。
ん、これ、誰にも言っていないんだけど!(笑) 3年後をめどにね、新しいことを検討中だよ!
と、内緒の話も聞かせてくれた。
言葉数は少ないけれど、優しくて子ども想いのスタッフ、武田の紹介でした。
(インタビュアー:新人スタッフまるちゃん)