今回紹介するスタッフの二葉も3人の子をもつお母さんである。(なんと全員が成人している。)
Largoのシフト管理や学校・家庭への報告書を作成しているスタッフである。
二葉は2011年Largoの前身となる梶原子ども会館が鎌倉市と協働事業を始める時に、市の支援員として同じ場所で運営に携わっていた。
スタッフの水澤、田村、武田などとこの時期にここに集まっているから運命というかご縁というものは面白い。
長男は人あたりが良く、生徒会や部活、勉強を頑張る真面目な子で、友だちも多かった。
中学生の頃に学校に行けなくなった。
周りの期待に応えたいと一生懸命だったんだと思う、と振り返る。
当時は不登校への偏見が強く、不登校は問題行動といった扱いをされ、相談機関に行ったり、病院に行ったり、必死だったという。
昼間に、子どもが学校以外の場所にいるのを受け入れてもらえない現実に苦しんだ。
たまたま藤沢市にある思春期外来で気が合う医者に出会ったことをきっかけに少しずつ外に出られるようになった。
そこから私立の高校に通ったが合わずに1年も経たず辞めた。次に通った技能連携校は長男が自ら探してきた高校で、最後まで通えたという。
その後、大学も自分で選んで進学。卒業後は作業療法士になり結婚し、幸せに暮らしている。
「障がいがあったり、金銭的な事情があったり、その子や家庭によっていろいろだと思うけど、その人の周りで居場所が見つかるいいよね。」と呟く。
我が子が塞ぎ込んでいる姿を見る母親の心情が痛いほどよく分かるのだ。
どうか、親子が安心していられる居場所に繋がっているといい。そう願わずにはいられない。
きっと情報が入ってこない人は悶々としているだろうからと・・・・・。
Largoを見つけてきてくれたご家族にとっては安心していられる場所であり続けたい。
ウクレレは3年間続けており、いろいろなところに演奏会に行っている。
子育てが終わった今、自分の生活を楽しんでいる様子が伺える。
優しい雰囲気で何を聞いても丁寧に教えてくれるスタッフ、二葉の紹介でした。
次回もお楽しみに。
(インタビュアー:新人スタッフまるちゃん)
スタッフインタビュー:二葉 「我が子の経験から」
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