スタッフインタビュー:代表 水澤「地域の人のためにも自分のためにも動き続けたい」

〜「Largo・ふかふか」の立ち上げの軌跡を綴る〜
※鎌倉あそび基地が運営するフリースクールLargoと学童保育ふかふか(以下「Largo・ふかふか」という)
 
子どもが特段好き!なんかじゃなかったのに・・・
そう語り出す、我らの代表、水澤。
結婚するまでは営業職。結婚をする際、父親から仕事と育児の中途半端になるぞと言われたことがきっかけで退職。コンニャロ〜、育児やってやるぜ!と思ったが、どうやら育児に集中できるタイプではなかったらしく(笑)有り余るエネルギーの矛先をどこに向けたら良いのか悩んでいたのかもしれない、とそう回顧している。


もともと、我が子を鎌倉の青空自主保育に通わせていたこともあり、地域の人の目が行き届く安全な場所で過ごす良さを実感していた。
特に何かの遊び場を自ら作り出したい、のような野望はなかった。
だが、鎌倉にある「梶原子ども会館」がなくなる際にその反対運動に署名したことをきっかけに、気づいたら先頭に立ってやることになっていた。
この頃の話から、今のリーダーシップ力とエネルギーダダ漏れ感はひしひしと伝わってくる。
 
自主保育仲間のお母さんたちがボランティアでどんどん集まってきて、梶原子ども会館での活動が始まる。
午前は乳幼児親子、午後は小学生の遊び場を提供した。このまま運営は順調にいくと思っていた矢先、指定管理制度の導入で企業が参入し、撤退せざるを得なくなった。
この時の悔しさを語ると涙が止まらない・・・・
 
しかし、不採択となったことで、現Largo・ふかふかが作られた。
建築家の日高さんに地域の人が安心して集える場所を作りたい!とそう想いを伝えた時に号泣したのがついこの前のことのようだ。
会ってその日に、何百万円も予算のカットと建設のサポートを約束してくれたのだ。
ここを設立するにあたり、日高さんを始め行政や教育関係、地域の方、スタッフなど大勢の方に本当に救っていただいたと、何度も何度も感謝を口にしていた。
 
ここは学校から帰ってくる子どもたちを受け入れる「学童保育」として始まったが、午前も誰かのために活用したい、そう悩んでいた時に不登校のお子さんを受け入れたらどうかという助言をもらった。「フリースクール」としての居場所だ。
水澤自身も学生時代は学校に通っていたし、その当時は我が子も不登校でなかったので(半年後に三女が不登校になった)その実態把握が難しかった。
そこに現れたのが、スタッフの小林である。小林を迎え入れたことで一気にフリースクールLargoの道が開け、学童保育ふかふかのオープンからわずか半年でLargoを始めることができた。
小さい我が子を抱えながら多方面にアプローチして爆進できていたのは、子どもたちには地域のたくさんの大人に見守られて育つ居場所が必要だという強い想いがあったから。
鎌倉あそび基地を設立してから数え切れないほどのイベントを行い、周知してもらえるように想いを伝えていった。

助成金を受け取ることができるように多方面に出向いたり、WEBサイト「キミイロ」も立ち上げた。
そしてついに2022年に神奈川指定NPO法人、23年には鎌倉市指定NPO法人、24年には認定NPO法人として認定された。
 
代表が思う今後のビジョンは、Largoに通う子どもたちが終日そして長期休みも活動できる新たな場所を作ること。(土地を探しています)
そこでは地域の方も集えて、街全体で子どもたちを見守ることができる居場所を確立したい。
もちろん、地域の専門職として学校の活動も応援したい。先生たちと手を取り合って、地域の教育を豊かにしたい。ただ、学校外にも安心して過ごせる場所がもっとあってもいいと考えている。
 
「水澤さん、働きすぎですよ〜休んでくださいね!」そうスタッフに言われちゃうのが嬉しいのか寂しいのか分かんない〜もっと働かせて〜(笑)と冗談半分に笑顔で話す我らの代表。
水澤の想いに賛同してどうにかサポートしたい、とそう想うスタッフたち。
Largo・ふかふかは、熱い想いをもった代表とスタッフが作って運営してきた居場所です。
もっともっと叶えたい理想の形があります。もっともっと救いたい人がいます。
まだまだ進みますよ。
今後とも応援よろしくお願いいたします。
 
(インタビュアー:新人スタッフまるちゃん)
 

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