『ふかふか』ができるまで (4)

泥コネ当日。
ふかふかの土間に、ベニヤとブルーシートでつくった2畳ほどの即席プールが作られました。
土の入った軽トラをプールへ後ろ付け。日高さんが荷台に上って土を少しづつプールにおろし、そこへわらと水を投入!

さあ泥コネ開始です。
子どもは我先に入りますが、子どもたちの遊びだけで終えられる量ではありません。
ためらいつつもズボンをひざ上までまくりあげ、スタッフも泥プールへ。
膝まである泥に一度足を突っ込むと、あげるのは至難の業!
足踏みですいすいコネるという感じにはまったくいきません。5分もするとへとへとです。
おしゃべりしながら楽しむつもりだったのにそれどころじゃない~!

交代しながらすすめ、大人がギブアップ寸前のところで、いつもあそびにきてくれている鎌倉てらこやの女子大生が二人来てくれました。
するとどうでしょう、疲れたと言っていた小学生男子たち、俄然元気を取り戻し、お姉さんたちと泥遊びで大はしゃぎ。

トラックから土を下す重労働も、張り切ってこなしだしました。

大人たちがその様子を見ながら休憩していると、今度は日高さんの以前の施主さんが小さなお子さん連れで参戦!
彼らはもうこねるというより、全裸で泥遊び。なかなか出てくれず、お母さんたちはヤキモキ!
最後は衣装ケースに水を張って遊ばせつつ泥を落とし、帰っていきました。

今日初めましての子どもたちや地域の大人が、あそこで家を建てると聞くと駆けつけて、一つの作業をしながらおしゃべりして仲良くなる。
日高さんが『結』という、昔ながらの助け合いの形を実践されているのを目の当たりにして、そんな人と人との素敵なかかわりの中に私たちも入れてもらえたのだと実感して、本当に嬉しく思いました。

「ふかふかができるまで」、まだまだ続きます!