『ふかふか』ができるまで (1)

懐かしい写真を見つけました。
2年前、梶原子ども会館の鎌倉市との協働運営を終えることが決まり、これからの団体の身の振り方を考えている頃。
事務所の壁に模造紙を貼り、もし民間学童保育運営を自分たちが実現できるとしたら、どんな場所にしたいかと意見を出し合っていました。
話し合っていたことは覚えていたのですが、改めて内容を見てびっくり。かなり実現できてます。

子育て中の母たちが、どうやって場所を構え運営していくというの?
これまで運営は市との協働負担金や民間助成金を活用してきましたから、団体としてのお金はまったくありません。
連日、時間が許す限りネットで情報収集し、市役所や商工会議所に相談に出かけていました。
民間助成金はもちろん、空き家活用や商店街空き店舗活用なども検討しましたし、様々な勉強会にも出かけました。
その中でたどり着いたのが放課後児童健全育成事業補助金。いわゆる学童保育事業促進のためのものでした。

さっそく場所探し。
人が集まりやすく便利な場所がいい!ということで、賃貸情報をもとに不動産屋さんを回り、同時に地元の民生委員さんや社協の方々、町内会長さんなどにお願いして情報集め。
見つかったのは長年工務店の作業場として使っていた場所でした。
広いスペースに、ロフトもある!!絶対ここがいい!!
でも、補助金が出るのは、事業を開始してから。工事期間中の家賃はどうしよう?
そもそもここを改装するのに補助金で足りるの?ご近所は子どもの施設に反対ではないかしら?
次々現れる難問。
でもこのころの私はもう失うものはもう何もなくて、ただただ志を同じくする大切な仲間とまた一緒に仕事がしたいという思いに突き動かされていました。

ふとしたきっかけで相談した、娘のクラスメートのお母さんからの紹介。
生涯忘れることのできない出会いが、私たちの夢を後押ししてくれることになります。
この後のお話は、また次の機会に。