『ふかふか』ができるまで (8)

いよいよ、『ふかふか』づくりのメインイベントの一つ、竹小舞(たけこまい)の日がやってきました。
地域の方やスタッフのお友達家族など、のべ30名くらいの参加だったでしょうか。
子どもたちのにぎやかな声が、朝から現場を温かく感じさせてくれます。
土間のまんなかに配置する東屋のような和室部分の建前を終え、ここにどんな風に土壁をつくるのか、みんなわくわく、興味津々でこの日を迎えました。

ふかふかの土壁は全部で7か所。以前山から切り出してきた竹を縦割りにして、長さをそろえておいたものを使います。
壁となる部分の木枠には、ぽつぽつと竹の位置を示す印をつけてあって、そこに竹を渡して麻ひもで固定させていきます。
壁を挟んで向かい合って、二人一組で作業するとスムーズ。
たまたま向かい合った人と作業しながら自己紹介したりして、この日もたくさんのご縁をいただきました。

お昼ははスタッフが手分けして握ってきたおにぎりと、あったかいお味噌汁。
体を動かして作業した後は、心地よい疲労感と達成感がこうした素朴なご飯をより一層おいしく感じさせてくれました。


次回は、この美しい竹小舞の上に、以前コネて寝かした土を塗ります。
なんだかもったいないような気がするなあ。