今回は、Largoでおちふかを担当している落合のインタビューです。
(おちふかとは、Largoでの学習活動のことをいいます。)
なんと、またまた3人のお母さん。先日、一番下の子が成人を迎えたという。お母さん歴はなんと30年以上だから驚きです。
ご主人のお仕事の都合で海外を回った経験がある。
特に印象に残っているのはアメリカのNY駐在。上の子どもたち2人は現地の学校と日本人学校に通った。
世界の中心といっても過言ではなく、エリート教育が行われている学校だったという。
学校の保護者からは常に戦闘モードの匂いがした。
落合自身は長いこと鎌倉の地で生活してきたのでそのギャップに驚いたが、世界で戦っている親が多い中で、子どもたちに与える英才教育の超最先端ぶりに、同時に感銘も受けた。
そこから、”教育”に目覚めたという。
鎌倉に戻ってきて、第三子を育てることになり、上の2人と同様に英才教育を受けさせ、エリートにしようとした。
が、一筋縄ではいかなかった。上の子たちとはタイプがまるっきり違ったのだ。
小3で行き渋りが始まり、1年後には完全に不登校になった。
休ませてあげれば良かったのに、手を引っ張ってでも行かせてしまったのを後悔している、とそう頷きながら語る。
そこから、できる範囲で不登校や子育てについて学んだ。足を運んでフリースクールなどを見て回り、我が子に合う居場所を必死に探してきた。
家で落合が自作したプリント学習を1年間続けてきた。我が子の自己肯定感を少しでも上げられるように最大限の工夫と努力をしてきた。
子育ては3回目だけれど、新しい発見がたくさんあったと言う。
藤沢市内のフリースクール、ロボット教室、東京シューレ葛飾中学校(学びの多様化学校)、Seeds学院高等部にお世話になり、成長を支えてもらった。
Largoには通っていなかったが、高2の夏のお楽しみ会にたまたま参加した際、学童保育ふかふかの子どもたちが温かく迎え入れてくれたことで我が子は自信を取り戻した。
「あの瞬間、何かが変わった。」
みるみる明るくなっていった我が子に希望を感じた。
小さい子どもが好きで、今は保育士を目指して専門学校に楽しそうに通っている。未来を見据えて自発的に行動している姿を見ると嬉しくてたまらない。
そう語っている落合の表情はまさしく母親であり、私もその喜びを共有できて幸せである。
「ここって、マジックハウスなようなところ。子どもが変化する瞬間が見られるから。この空間でリラックスしながら過ごしてほしいな。」
落合はLargoの初期メンバー。ここでずっと子どもたちを見守ってきた。
個人的にこれからは「孤立や孤独をなくす活動をしていきたい」と、そう語る。オンラインで全国の子どもたちのチャット相談も受けているという。
また、都内の学びの多様化学校の評議委員もしていて、幅広く活動している。
そしてなんと、新しくピアノとホットヨガも始めたというから、そのエネルギーに感服である。まだまだやりたいことに溢れているそうだ。
今回は、タイプの違う3人の子どもを育てた経験を最大限Largoに生かしているスタッフ落合の紹介でした。
次回のスタッフ紹介もお楽しみに。
(インタビュアー:新人スタッフまるちゃん)
スタッフインタビュー:落合「一筋縄ではいかなかった子育てが今に繋がっている」
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