先日参加させていただいた教室に入りづらいなどのお子さんを持つ保護者の座談会。
そこで紹介が二つありました。
一つ目はPTA図書室の一角に教室に入りづらいお子さんを持つ保護者の方のための情報交換用のファイルを置けることになったので、公的支援や民間の団体の取り組み、講演会のチラシなどを持ち寄りファイルしておくことにし、さらにノートも一緒に置いておくので、個々で得た情報や子どもが学校やその他の場所でどのように過ごしているか等を伝える場として活用するのはどうかという提案。
二つ目は、学校とPTAが話し合って、従来PTAが使用してきたスペースを提供し、教室には行きたくない子どもたちの過ごす場を用意してくださったということでした。
技能員さんがパーティションで区切ったり照明を配置、個別で勉強ができる机を3つと大きなテーブルを配置して、子どもたちが安心して利用できる場所になるとのこと。
事前に申し込みをし、先生方の配置をやりくりできれば利用できるとのことです。
今回は、この座談会に参加された保護者のお一人より昨年夏に相談をお受けしたご縁で関わらせていただきましたが、PTAのみなさんの、教室に入りづらいお子さんたちや保護者のみなさんへの温かいお気持ちが後押しとなって、ようやく学校側も、こうした子どもたちへの対応の第一歩を踏み出したという、この状況の変化に驚かされつつも、とても嬉しく思いました。
これまで相談者の方と市教育委員会との話し合い等や、担任の先生や校長先生との会合に同席し、学校内の不登校などの子どもたちに対する対応等をお伺いする中で、この日ほど、この相談者の方が生き生きと明るい表情でお話している様子を見たのは初めてでした。
(Largoに通う子どもが持ってきた本がきっかけになり、みんなで作った琥珀糖)
一人の子どもの不登校をめぐってサポートしていこうとするとき、学校、相談センター、教育委員会、医療機関、フリースクール等々、関わりを持つ機関それぞれが積極的に連携し情報共有していくこと、そのご家庭にあったやり方で進めていくことの大切さを痛感しました。
そしてなにより、自分たちの力で繋がって今を打開していこうという保護者の方々の力強さに感動しました。
これからが楽しみです。
わたしたちLargoも、不登校の子どもを持つ親としての強い思いから事業を立ち上げ、不登校の子どもたちを取り巻く環境を、地域からみんなで変えていきたいと考え、日々活動しています。
みなさんの前向きな様子に、決意を新たにさせていただきました。
貴重な体験を、本当にありがとうございました。