エンカレ レポート③「建築」

エンカレ3講座目は日高 保さん「建築」講座。

『ふかふか』の建物を作って下さった日高さんに伝統工法「竹小舞」の方法を教わりました。

作業に入る前に日高さんより、”木を切ったり扱う時にはご飯を食べる時と同じ様に『いただきます』の気持ちで取り組んでいます。なぜなら木の『命』を頂くからです。”とのお話がありました。子ども達も真剣に聞いています。
そして木材の表と裏の見極方を教わり、金具を使わない木材の組み方を実際に体験。
コンピュータの無い時代に緻密に計算して木材を切り出して組んでいく工夫は見事です。

そしていよいよ竹小舞を組む作業です。壁になる所に竹を入れ紐で固定していく。
竹の優しい色同士が交差していくシルエットも美しく、日本の良さを実感する作業です。

次は組んだ竹小舞に土を塗っていきます。
丁寧にコテで塗り広げていく過程で、どう広げたら綺麗になるのか自分の感覚でつかんでいきます。


コツコツと時間をかけて塗っていき、講師の日高さんのチェックを終え見事完成!!

皆で作り上げた土壁を前に子ども達の誇らしげな表情が印象的でした。

日本の文化を身近なものとして繋げていく日高さんの志にも触れられ、命の学びもあったワークショップでした!