漫画家 五十嵐大介さんのお話し会を開催しました!

Largoの小林です。
GWの最終日、『海獣の子供』『リトルフォレスト』『魔女』など数々の唯一無二な作品を生み出し続けている、漫画家の五十嵐大介さんにお越しいただき、利用者とマンスリーサポーター限定のお話し会&ライブペインティングを開催しました!

お話し会はLargoでいう『仕事の話を聞こう』特別編。
中でも映画化された『海獣の子供』は鎌倉や江ノ島が舞台の作品で、
主題歌を米津玄師、劇伴は久石譲が担当し大きな話題にもなりましたが
描いたきっかけ、五十嵐さんの子ども時代から進路の選択といった人生ストーリー、
そして壮大なスケールで描く五十嵐さんならではのものの見方や観察の仕方などを伺いました。

 

学校ではパラパラ漫画を描いていたり、1人になりたくてひたすら歩いていたこと。

ぼんやりとストーリーを組み立てたのち、描いているうちに作品ができていくこと。

 

美大では油絵を専攻されていたそうですが、漫画においては自分の表現したいことが描ける、ということで漫画の道を選んだそう。
肩に力を入れず、自らの伝えたいことに対し忠実に行動されてきた延長が、
今の作品そのものであるように感じます。

そして来場の方にとってはサプライズだった、ライブペインティングも開催!
『海獣の子供』の琉花と海が海の中で漂う様子が、五十嵐さんの手によって描かれ
白い紙に色が入れられ命が吹き込まれていき、涙をする方もいたほどに心底から感じ入る神秘的なひと時。子ども達が絵を囲み、真剣にペインティングの完成を見守る眼差しにも圧倒するほどの空気感は、それは会場全体が一つになったかのようでした。

『つい忘れがちな“命の尊さ”と“命は等しく平等であること”について、頭の片隅で感じておきたいと思いました』
『進路に悩んでいる途中だったけど、話を経て自分の好きなことをすることの大切さに気付き、新しい選択が増えました』
といった感想もいただき、大切なものに改めて気付かされながら五十嵐先生の世界にダイビングさせていただいた、本当に貴重なひと時でした。


大活躍の中・高・大学生スタッフも一緒に記念撮影☺︎描いていただいた絵は宝物です。

*うらばなし*
今回五十嵐さんにインタビューさせていただくにあたり、
私も琉花になってみようと(笑)プールに行ってみたり、作品を何度も見返しましたが、
自分自身を見つめる時間にもなりました。
五十嵐さんとのご縁に心より感謝申し上げます。