認定NPO法人鎌倉あそび基地の代表、水澤です。
クラウドファンディング開始3日夕方時点で、23人の方から209,000円のご寄付をいただいています。
みなさまのご支援に心から感謝申し上げます。
「先生、やめちゃだめだよ・・!」
2016年の夏の終わり、梶原子ども会館運営最終日。
小学生のころから常連だった、中学生の男子たちの言葉。
今も思い出すたび切なくなります。
(梶原子ども会館の看板。法人名が鎌倉あそび基地になる前です。)
あれからもうすぐ9年。
私たちはあきらめずに子どもの居場所を作り続けてきました。
会員制の学童保育とフリースクールを運営しながら、少しずつ子どもたちや地域の方が参加できるイベントを増やし、団体への応援の輪を広げてきました。
「不登校の子の約4割はどこにもつながれていない」という状況を変えていきたいと思ったとき、待っているだけではだめだと気づきました。
こちらから動かなければ。
クラウドファンディングを活用して「奨学金制度」をつくって待つだけじゃなく、ケースワーカーの方や民生委員の方に働きかけて、子どもや保護者とつながれるよう協力してもらおう。
そうだ、不登校を知るための研修や意見交換の場を提案するのはどうだろう?しっかりと現場の担当者と顔の見える関係性がつくれるはず・・!
思えばこれまで学校との連携でも、私たちの施設『ふかふか』に足を運んでもらって、お互いの思いを伝えあって「子どもたちのために」という同じ目標に向かって何ができるかを考えてきました。
行政には、子どもたちを支援するための様々な支援機関があるけれど、まだまだ各課横断的な動きや地域と連携することは苦手な様子。
ならば地域で不登校支援のプロとして活動している、私たちが橋渡し役になればよいのでは!
鎌倉あそび基地のビジョンは「子どもたちが自分の居場所や学びの場を選択できる社会の実現」
9年前のあの悔しさと切なさを糧に、これからも子どもたちのためにできることにまっすぐ取り組んでいきます。
今日、私たちの思いに共感してくださったみなさん。プロジェクトへのご寄付を通じて、ぜひ一緒に動き出しましょう!