照男さんは、『ふかふか』の大家さん。『ふかふか』の2階に住んでいます。
そして、引退はされましたが大工さんです。
『ふかふか』はもともと照男さんの作業場だったところを、改装してお借りしています。
いつも子どもたちを本当に温かく見守ってくださっていて、子どもたちの遊具など、照男さんコレクションはたくさんあります。
ご近所にボールが出ないための防護ネット、木馬にシーソー、竹馬、丸太の平均台に一本歯の下駄!
照男さんから頂いた木っ端で子どもたちが工作していると、のこぎりや小刀の使い方をさりげなく教えてくださいます。
スタッフの私たちに、包丁のとぎ方を伝授してくださったこともありました。
奥さんの康子さんも本当にやさしくて、大切なお花の植わった植木鉢などを子どもたちが虫を採るのに夢中になってひっくり返してしまっても、笑って許してくださいます。
また、子どもたちの声はそれはそれは元気なので、きっとうるさいことこの上ないだろうと思うのですが、いつも「そんなこと気にしなくていいのよ~」と言ってくださいます。
今時、こんなに素敵で優しいご夫妻に出会えた私たちは、なんて幸せなのでしょうか。
子どもたちも、やんちゃではありますけれどよくわかっていて、お二人のいうことには、きちんと耳を傾けているような気がします。
彼らがお二人の本当のありがたさを理解するのはずっと先かもしれませんが、子ども時代を地域で温かく見守られて育つ経験は、きっと彼らの人生を豊かなものにしてくれると思います。
(写真:先日の風呂いす作り。子どもたち、この時も照男さんのお話をよ~く聞いていました。)